組合長あいさつ
下野農業協同組合 代表理事組合長
長 昌光
本日ここに第27回通常総代会を開催するにあたり、日頃皆様から寄せられておりますご協力、ご支援に対し、厚く御礼申し上げます。
さて、令和7年度は「組合員・地域とともに食と農を支える協同の力3か年計画」の初年度として、組合員・地域住民との関係強化に取り組み、持続可能な農業の実現、豊かでくらしやすい地域共生社会の実現、協同組合としての役割発揮を目指して取り組むとともに、また、10年ぶりの「国際協同組合年」として生協等他協同組合と連携し、協同組合に関する理解醸成に努めてまいったところです。
しかし、令和6年に発生した「令和の米騒動」は7年度も継続し、米価がかつてない高水準で推移したため、主食用米の生産が大きく増加しました。このため、全国的に在庫が積み上がっている状況が続いており、生産者の皆様にとっては先行きへの不安が大きい情勢と考えております。当JAとしまして、需給の動きを注視しつつ、関係機関と連携しながら、米の安定的な生産・販売が可能となるよう取組みを進めているところです。
一方、金利情勢の影響を受け、当JAにおきましても、保有する有価証券については評価損が拡大する局面が生じております。これは市場環境の変化に伴うものでありますが、JAの経営基盤が直ちに揺らぐものではなく、自己資本の水準や事業収益の状況を踏まえれば、引き続き安定的な事業運営を行っていくことが可能であると考えております。今後も、市場動向を注視しながら、リスク管理の徹底と収益構造の改善に取り組み、中長期的に持続可能な経営を目指してまいります。
このような状況の下ではありましたが、当JAでは事業利益67百万円、当期剰余金1億54百万円を確保することができました。これもひとえに組合員・地域の皆様方のご支援・ご協力の賜物とお礼申し上げます。なお、金融機関の健全性を示す指標である自己資本比率については15.86%と引き続き安心してご利用いただける水準となっています。
本総代会では、令和7年度の事業報告および決算、令和8年度の事業計画など、当JAの今後の運営に関わる重要な議案をご審議いただきます。現下の厳しい情勢を正面から受け止めつつも、将来を見据えた内容としておりますので、何卒慎重なご審議と忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げます。
今後とも、役職員一同、総代の皆様、そして組合員の皆様の信頼に応えるべく、健全で透明性の高いJA運営に努めてまいります。引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、総代の皆様のますますのご健勝とご活躍、ならびに地域農業と当JAの一層の発展を祈念いたしまして、開会にあたってのご挨拶といたします。
令和8年5月28日
下野農業協同組合
代表理事組合長 長 昌光
