組合長あいさつ

下野農業協同組合 代表理事組合長
長 昌光
この度の役員改選で代表理事組合長に就任いたしました長 昌光です。微力ながら全力を挙げて職務に邁進する所存でありますので、皆さま方の一層のご指導とご支援を心からお願い申し上げます。
さて、昨今の農業を取り巻く情勢を見ますと、新型コロナウイルス感染症拡大による農畜産物の消費減退や価格下落が長引き、農業の経営基盤の維持においても大きな影響を受けております。
特に、水田農業においては、米の需要が低迷し、在庫過剰となる中、農水省が令和3年産主食用米の生産量について、2年産の収穫量よりさらに少ない693万トンとしました。この数字は2年産と比較して36万トンを削減する必要があり、過去最大規模の削減幅となります。このため、3年産米の作付参考値を目安として、今まで以上に主食用米以外の作付けへの転換を推進し、需要に応じた主食用米の生産を行っていく必要があります。
このような状況の中で、JAしもつけでは「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を基本目標に、組合員・地域の皆さまとの話し合いを徹底し、不断の自己改革を着実に推進することで、「持続可能な農業」と「豊かで暮らしやすい地域社会」の実現に向けて、役職員一丸となって取り組んでまいります。
今後とも、組合員や地域の皆さまに信頼される、そしてご利用いただけるJAを目指し、事業に取り組んでまいりますので、皆さまのより一層のご支援・ご協力をお願いいたします。
令和3年5月28日
代表理事組合長 長 昌光